《日本古典への招待》日本古典を学ぶ意義 共感を育てる<10月~3月>
2,200円
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【商品紹介】
●本動画はストリーム配信です。
●視聴期間
2024年10月1日~2025年3月31日まで
(以降、半年毎に視聴期間更新)
●再生時間
約1時間39分
●内容紹介
《日本古典への招待》日本古典を学ぶ意義 共感を育てる
◆講師:渡部泰明 (国文学者・国文学研究資料館館長)
●講師からのコメント
分断と抗争の脅威にさらされている現代において、古典を学ぶ意義はどこにあるのかを、富士山をめぐる和歌を中心とした表現から考えます。富士山は、完璧な美しさや威容を誇っていると思わせながら、実は理想世界と現実世界をつなぐ境界だと捉えられてきていたのです。見えるけれど見えない、不可視のものであるはずなのに、可視的である、境界的な存在だと。そして優れた表現においては、その境界を越えることが目指されていました。こうした越境の表現こそ、人と人との垣根を越える共感を育てるのではないでしょうか。現代社会では、たんなる同情や思いやりに留まるのではない、情理を合わせ持つ、想像力に満ちた共感が必要だと思うのです。
【講師プロフィール】
◆日本古典を学ぶ意義講座 講師
※渡部泰明 わたなべ・やすあき
(国文学者・国文学研究資料館館長)
1957年、東京都生まれ。フェリス女学院大学助教授、上智大学助教授、東京大学教授を経て、現在、国文学研究資料館長。東京大学名誉教授。研究テーマは和歌史。著書に、『和歌とは何か』(岩波新書、2009年)、『古典和歌入門』(岩波ジュニア新書、2014年)、『中世和歌史論 様式と方法』(岩波書店、2017年)、『和歌史 なぜ千年を越えて続いたか』(角川選書、2020年)、『日本文学と和歌』(放送大学教育振興会、2021年)などがある。古典文学会賞(1990年)、角川源義賞(2018年)受賞、紫綬褒章受章(2023年秋)。
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